政治を目指した理由
私たちの生活は政治と繋がっています。
政治から目を離すと私たちの生活は
どこへ向かうかわかりません。
政治を一緒に考えませんか。
短大教員のとき、研究室を訪ねてきた卒業生が職場で受けているセクハラの話を始めました。そして、「先生、私、会社、辞めていいかな」と私に聞いてきました。
私は耳を疑いました。被害者でありながら、会社や加害者に声を上げるのでもなく黙って会社を辞めようとする。むしろ会社を辞める自分に罪悪感をおぼえている姿を見て、こんな思いをさせたくないと強く思い、このことをきっかけに、法律の道を目指し、35歳で法科大学院に進み、41歳で弁護士になりました。
弁護士としてこれまで様々な人に出会ってきました。不当に解雇された非正規労働者苦から多重債務を抱え、自殺まで考えた男性、ひどいDVを受けながらそれでも経済的な不安から離婚に踏み切れない女性。一つ一つの事案に取り組んでいるうち、同じ苦しみが繰り返されないためには、それぞれの事案の背景にある社会の構造を変えていかなければ、という思いが強くなりました。社会の構造を変えられるのは政治です。ならば政治の世界に飛び込んで自分が社会を変えるしかないと、決意しました。我慢してきた人、あきらめるしかないと思ってきた人、そういった人たちの声を、まちに溢れる小さな声を、私は国会へ届けたいと思っています。