高校の頃の家庭科の時間

先日出された同性婚の不受理に対する違憲判断。誰もが自分らしく生きられる、多様性を認め合う社会に向かっての大きな一歩だと思います。私が高校1年生か2年生のとき、だから今から約35年近く前になるんですね(ひえ~)、家庭科の授業のときに、先生が同性愛についてどう思うか意見を求めてきたのを覚えています。先生の具体的な発言は覚えていませんが、時代も時代で、同性愛についてなんとなくネガティブな発言があった記憶があります。 「同性愛をいいと思う人手を上げて」、と言われ、私は若干ためらいながらも手を上げました。私の記憶では手を上げたのは私だけでしたが、手を上げていない人がみんな反対ということではなかったと思います。 家庭科の先生に理由を聞かれた私は、クラスの前で「男か女か確認してから、人を好きになるのではなく、好きになった人が、男か女か、ということなんではないでしょうか」と答えました。先生は納得しているようには見えませんでした。授業のあと、仲が良かった友達が、「ああやって自分の意見を言えるのがタケのいいとこだよ」と言いにきてくれました。 内心では少しドキドキしながら、高校生ながら勇気をだして発した言葉に、仲のいい友達に褒めてもらって、嬉しかったのがとても印象に残っています。 今思えば、将来政治家になろうと潜在的に思った最初はあのときだったのかもしれません。

https://www3.nhk.or.jp/…/20210317/k10012919141000.html

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