今日、9月29日、立憲民主党千葉県第7区の総支部長を拝命しました。
所属事務所、日弁連国際室を既に後にしており、これから法科大学院時代からお世話になった第二東京弁護士会を後にすることは寂しいですが、新しいフィールドで頑張りたいと思います。千葉県弁護士会に入会し、弁護士登録は継続します。
長い年月を経てもなかなか変わらず、多様性を認める社会とは決して言えない現状を生んでいるジェンダーに纏わる問題、代表の選ばれ方、民意の反映のされかた、公文書管理を含む知る権利の保障のされ方、次代の主権者への教育の在り方等様々な問題を抱える今の民主主義、その他理不尽に思う多くの問題、変えないといけない、という強い気持ちと、変わるわけないか、という半分あきらめの気持ちが交錯し、でもあきらめたら終わりなのでは、という思いが勝り、誰かに変えてもらうのを期待するのを辞めて、あきらめがつくまで自分でやってみようと思うに至りました。
決意する最後のトリガーを引いたのは、女性政治家のあまりの少なさを示すデータにもあります。衆議院全体では女性割合は10%を切り、うち自民党においては7%に過ぎません。ただ女性を増やせばいいと言う話ではないという声を耳にします。その通りだと思います。一方この数字はあまりにも極端すぎる。日本の女性が政治家を目指さないのか、目指してもなれないのか、目指さないならその理由はどこにあるのか。実際はたくさん、有能で、問題意識を持っていて、正義感があって、利権なんかに捕らわれない女性が大勢いるのに。
壁があるならそれを見つけて一つ一つ壊したい。自分が壊せなくても、一撃でも加えて、あとに続く人に壊してほしい。壁が壊れたら、女性に限らず、いろんなマイノリティから、本気で国を良くしたいと思う代表が政治の場に出て行って、議論にもっと多様な声が反映されて透明感が持てるはず。
そして与党が情報隠しなんかしたら一発で政権取られるという緊張感を持たせる強い野党が必要。野党も改善すべき点は真摯に改善して、本気で政権を目指すべき。
まずは、目の前の、挑戦する機会を与えてくれる選挙区の方々の声をしっかり聴いて、最初は、「あなた誰?」であったとしても、少しずつ自分を知ってもらって、抱える問題を把握して、その声を国政に届けていって、自分の選挙区から出てくれてよかった、と思ってもらえるようにならなければならないと思います。
覚悟を決めてから、強い決意に代わるまで、そして今日、公認を得るまで、弁護士時代から存じ上げている打越先生に背中を押して頂いたのが大きく、そして国際室時代の先輩、同僚に国際課の皆さん、事務所の先輩・同僚、事務局の皆さん、ロースクール時代の恩師・友達、二弁・日弁連でお世話になった先生や友達、教員時代の先輩、出向時代の同僚、家族、ふるさとの友達、大学時代のサークル仲間、海外の弁護士や友達までいろんな人に理解してもらって、支えてもらってここまで辿りつけました。
道は険しく、へこむことも何回もあると思いますが、簡単にはあきらめない覚悟でいます。所信表明みたいな固い文になってしまいましたが、自分にとって、大きな節目であり、自分の言葉で出馬の動機を正直に伝えたいと思い、ち
ょっと長くなりましたが書かせて頂きました。考え方や価値観、いろいろ違いはあると思いますが、私自身はこれからも変わらないので、これからもこれまで同様おつきあい頂けたら嬉しいです。