「理不尽なこと、声に出して言える社会に変えていきたい。」私はその思いから、「理不尽をあきらめない」を信条に政治を目指すことを決めました。 森喜朗東京オリパラ組織委員会会長の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」との発言が波紋を広げています。謝罪会見を含めた一連の事態の中で、私が一番の問題と感じているのは、この背景にある、声を上げることを押さえつける圧力です。声を上げることをためらわせる圧力が、声をあげる人をあざ笑う空気を作り、少数派の声を潰しているのです。 そしてこの問題は、発言者である森さんが会長職を辞任するか否かで終わりにすべきではありません。あちこちの組織に存在する少数派の声を封じる構造を、今こそなくしていかなくてはなりません。理不尽と思いながらも、声を上げられずにいる人、森さんの表現を借りるなら「わきまえて」我慢している人が、堂々と声をあげられる社会に変えていきたいと思います。